日焼けし過ぎると皮膚がんになるって本当!?
2016/03/31
昔からよく『日焼けすると皮膚がん』になると聞きます。ここで言う皮膚がんとは皆さんがご存知の致死率が非常に高い病気である癌の種類の中の一つです。
さて、今回はこの噂の真相を突き止めようと思います。正直、日焼けで癌になるとすると紫外線に癌になる因子があるということになり、誰も外を歩けないですからね。
実際のところはどうなのでしょうか。もしも本当だったら昔みたいに子供に『外で遊んできなさい!』なんて言えないなあ、と。
皮膚がんになる原因
Q.そもそも皮膚がんの原因って何なのでしょうか。
細胞は損傷する度に何度も何度も繰り返し再生します。その再生する過程で突然変異が起こる可能性があります。この突然変異した細胞が皮膚がんの原因となります。所謂、がん細胞と呼ばれるものです。
肌の細胞は1ヶ月に1回のサイクルで生まれ変わります。なので細胞は損傷しなくても常に新しい細胞が生まれることを考えれば日焼けに関係なく癌になる可能性はあります。
しかし、損傷において死んだ細胞は通常のサイクルによって生まれ変わる細胞よりも突然変異が起こる可能性が高いのです。
紫外線が皮膚がんの原因になるのは本当
日焼けは単に黒くなるだけでなく、肌が焼けてヤケドになっていることは以前言いましたよね。
参考記事:日焼けはヤケドという事実
また、継続した日焼けや過度な日焼けは体に異変を起こします。水ぶくれやブツブツ。そしてその延長にあるのが皮膚がんなのです。
参考記事:日焼けによる水ぶくれは怖い
参考記事:日焼けによるぶつぶつの正体
参考記事:日焼けは危険!怖い病気の原因
ヤケドによる細胞損傷が常日頃から起こってしまうと、その分だけ皮膚がんになる可能性が高まります。つまり、日焼けが皮膚がんの原因となるというよりは、紫外線が皮膚がんになる可能性を高めます。
つまり黒くならずに赤くなってすぐに白くなる肌のタイプの人も紫外線が降りかかると皮膚がんになる可能性があります。
まとめ
Q.日焼けし過ぎると皮膚がんになるのか?
結論、これに対して答えはYesです。しかし、先ほど述べた通り理由が少し違います。紫外線による肌の損傷は細胞の生まれ変わりの時点で突然変異を起こしやすくします。
なので、肌が黒くなる・黒くならないに関わらず紫外線をたくさん浴びると、その分だけ皮膚がんになる可能性が高まります。
今回のことを踏まえて、なるべく紫外線に当たるのを防いでください。また、紫外線を浴びるとしても日焼け止めや帽子などの紫外線対策も必須です。あなたにあった紫外線対策を行って下さいね。
参考記事:日焼けから徹底的に肌を守るホワイティシモという日焼け止め