くもりの日にも日焼けするって本当!?その対策方法は?

      2016/03/25

 

6月、7月は年間を通して最も紫外線が多くなる時期ですが、梅雨と時期が重なることで、くもりや雨の日が多くなるので紫外線対策を怠る人が多いと言われています。

そこで今回は、くもりや雨の日の紫外線量はどれくらいなのか?果たして何も対策をしなくても日焼けしないのかを検証してみたいと思います。

 

晴れの日とどのくらい違うのか比べてみましょう。

快晴の日の紫外線を100%とした場合

  • 雨の日…20~30%の紫外線量
  • くもりの日…50~60%の紫外線量

 

日にあまり当たっていないのに、こんなにも紫外線があるんだ、、、と意外に感じた人も多いのではないでしょうか。

6月のくもりの日の紫外線量は12月の快晴の日の紫外線量と比べて2~3倍にもなるらしく、くもりだからといって対策を怠っていては日焼けで真っ黒になってしまいます。

 

 

雲があるのに何でこんなにも紫外線が!?

 

雲は小さな水や氷のつぶが集まってできています。紫外線は水分を通り抜けてしまうので、ほとんど水分で出来上がっている雲があっても私たちの肌まで到達してしまうということですね。

特に真皮までダメージを与え、皮膚の老化を促進するUVーA派は、くもりや雨の日に多くなります。

 

また、くもりの日の雲の切れ目から差し込む日には要注意です!紫外線を雲の小さな水や氷が乱反射させて快晴時の紫外線量を超えることもあります。

参考記事:シミやシワができるのは紫外線が原因!?対策は?

 

日陰にいても紫外線は届いている

 

直射日光を避け、日陰にいれば紫外線も届かないだろうと安心している、そこのあなた!

安心してはいけません。なんと、日陰にいても約半分(50%)の紫外線を受けているのが実態なのです。

 

紫外線は直接浴びる以外にも、空気中で散乱したり地面や建物で反射するので、どこにいても光のある場所には届くんですね。おそるべし紫外線、、、

 

 

夜にも紫外線の魔の手が

 

実は夜にも紫外線は私たちに降り注いでいます。月は恒星ではないので自分で光を発することはありませんが、太陽の光を反射させるので間接的に紫外線を発していることになります。

しかし、紫外線の量は昼間に比べるとかなり少なく、昼に行うような対策は必要ありません。そこで、昼とはまた少し違った夜にできる日焼け対策を今から紹介いたします。

 

夜にできる日焼け対策

夜に行う日焼け対策、それは十分に「睡眠」を摂ることです。『なに当たり前のこと言ってるんだこいつは!』と、思った人ちょっと落ち着いて最後まで聞いてください。笑

夜、寝ている時に目から光が入らなくなると、脳にある松果体という部分からメラトニンというホルモンが分泌されます。このメラトニンは紫外線から体を守るよう対策をしてくれるすごいホルモンなのです。

 

働きとしては昼間に紫外線を浴びて、体内に発生した活性酸素をやっつけてくれます。この活性酸素は放っておくと細胞膜上の脂肪酸と反応し合い、細胞膜の劣化を進めます。

昼間はビタミンEとビタミンCでこれを除去できますが、食事によってこれらを補給できない夜はメラトニンで除去するのがもっとも効率がよいのです。

 

昼間に紫外線でできた活性酸素をその日のうちにやっつけておかないと、少しずつ蓄積して回復が遅れます。

メラトニンは「目から光の刺激が完全になくなった状態」で多く作られ、光が少しでもあった場合作られる量が減るので、寝る時は部屋を真っ暗にして窓には遮光カーテンをしましょう。

 

まとめ

 

くもりの時は太陽が出ていない分、そこまで日焼けを気にすることがありません。しかし、くもりの時こそ日焼け対策をしなくてはならない事がわかりましたね。

紫外線は肌へのダメージを蓄積していき、結果的にシワやシミの原因になってしまいます。そうならないためにも徹底した予防が大事です。くもりだからと気を抜かずダメージを受けない日焼け対策を行いましょう。

 

 - 日焼けの基礎知識