日焼けで皮がむけたらどうする?気を付ける3つの点
2016/03/21
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日焼けした後はヒリヒリとした痛みや赤みに襲われて大変ですよね。
痛みがやっと治まってきた!と、思いきや、今度は皮膚の皮むけが始まります。気づくと、皮がむけたせいで、肌がボロボロになっていたり、、、。
今回は、日焼けによって皮がむけた時に気を付けるべき3点についてお話していきます。
そもそもなぜ皮がむけるのか
日焼けした後に皮がむけ始めてくるのは、紫外線によって炎症を起こした皮膚が再生しようと新しい皮膚を作って古い皮膚がはがれていくからです。
本来、肌は約1か月、身体は約2か月かけて徐々に皮膚が入れ替わるのですが、日焼けの紫外線によって、そのサイクルが急激に縮まったのが目に見えてわかるのが皮がむける現象です。
やってしまいがちな失敗
日焼けのためのケア・対処法を結構間違えている人がいます。特に日焼け前のケアよりも日焼け後のアフターケアを間違えがちな方が多いです。
この日焼け後のアフターケアを間違えると、肌の健康・美容状態を著しく悪くする可能性があるので、美肌を意識している人は特にご覧下さい。
皮をむいてしまう
皮がむけると、残りの皮がヒラヒラしてめちゃくちゃ気になりますよね?私は気になってついついむいてしまうことが多々ありました。
しかし、実はこの日焼けによる皮むけを故意に喜んでむいていてはいけません。なぜかというと、故意に皮をむくことで、肌とくっついている皮膚まではがすことになるからです。
まだ肌とくっついている部分の下の肌は、まだまだ未熟な肌。
未熟な肌は傷口と同じで、肌のバリア機能がほとんどない状態となります。紫外線が当たるとシミになりやすく皮膚の回復が遅れてしまうのです。
過去に戻って、日焼けによる皮をむかないように自分を止めてあげたいですね・・・。
刺激の強いものを塗る
日焼けして皮もむけてきて、肌へのケアをしっかりしようと思い、美白化粧水や爽快感のあるボディウォーターを塗る人がいますが、これも肌にとってマイナスとなります。
たしかにパッケージ等には「日焼けした肌に!」なんてことが書いてありますが、これらは肌への刺激が強く、皮が剥けてバリア機能が弱っている状態の肌には大ダメージを与えてしまいます。
もしも塗る場合は、ヒリヒリした痛みがなくなってから!少なくとも日焼けした当日は塗らないようにしましょう。
参考記事:日焼け後に化粧水を使うのはNG!?保湿はどうすればいいの
皮がむけた場合の3つ対処法
皮がむけているのは、普段より肌のターンオーバー(新陳代謝)が早まっている証拠です。なので、このターンオーバーを正常に戻し、手助けするためにできることを3つ覚えておきましょう。
しっかりと保湿
肌が乾燥しているとターンオーバーが低下してしまいます。なので、刺激があまり強くない化粧水でしっかりと保湿し、ターンオーバーを手助けしましょう。
せっかく化粧水をつけても、肌に浸透していかないと意味がありません。手のひらに伸ばし、両手の手のひらで包み込むように丁寧になじませると効果的です。
また、入浴後は毛穴が開いていて浸透しやすいので、化粧水をつけてクリームを塗りましょう。
肌の再生を助けてくれる栄養を摂る
日焼けはヤケドである、とよく言われますが、この事をあまり深く考えていない人が多いです。昔の子はよく外で遊んでいたから今の子も外で遊ぶべき!というのは実は間違い。
もちろん多少の外遊びは大事ですが、ずっと日(紫外線)に当たっていると肌は多大なダメージを受けます。
参考記事:日焼けすることのメリット・デメリット
この肌を再生させるには結構な時間がかかり、特に子供などの肌がそこまで強くない場合だと、化粧水等による保湿ケアもできません。
そういった場合に下記の栄養摂取を試して下さい。果物など、そこら中のスーパーで買えるものから摂取できるので手軽にケアすることができます。
亜鉛
細胞の新陳代謝に必要な酵素は、大部分が亜鉛で構成されています。そのため亜鉛が少ないと細胞分裂ができなくなり、肌のターンオーバーを妨げてしまいます。
また、亜鉛が多く含まれている食品は思っているより限られており、意識して食べないと、なかなか摂取することができません。豚レバーや牛肉、納豆、卵、カキなどに多く含まれています。
タンパク質
タンパク質は身体の20%を占めており、皮膚だけでなく筋肉や髪、爪などのもとでもあります。
皮膚を作るターンオーバーも材料がないと作れないので、タンパク質を多く摂取しましょう。肉類や魚介類、卵、大豆、乳製品などに多く含まれています。
睡眠時間の確保
肌の新陳代謝は私たちが眠っている間に行われます。睡眠に入ると成長ホルモンが分泌されることで新しい細胞が作られ、肌へのダメージが修復されていきます。
この成長ホルモンを十分に分泌するために少なくとも6時間は睡眠を摂るようにしましょう。
また、特に最初の3時間に成長ホルモンが大量に作られるので、そこで熟睡できる環境を整えることが大切です。
夜の10~2時が肌のゴールデンタイムとよく聞きますよね。人間の身体には太陽の動きと繫がっている体内時計が備わっています。
朝起きて日の光を浴びてから14時間以上経つと、体内のホルモンが睡眠にむけて準備を始めるのです。
なので夜10時に寝ることができれば1番良いのですが、それが難しい時は遅くても夜の12時半までには寝るようにしましょう。
まとめ
皮がむけるまで日焼けした場合に適切なアフターケアをしなければ、その焼けた肌は長時間ダメージを受けることになります。
酷い場合は、そのまま肌の健康・美容状態を悪化させることもあるんですよ。なので絶対に上記アフターケアを施しましょう。
ちなみにですが、皮がむけるまで日焼けをした場合は水ぶくれや痛み、そしてかゆみの症状が出る場合があります。
もしもその症状が出ている場合は下記の記事をご覧下さい。
参考記事:日焼けによる水ぶくれを治す方法