日焼けによるぶつぶつの正体は?そのぶつぶつの原因と対処法
2016/03/21
夏の暑い日に海へ行くと日焼けして肌が真っ黒になってしまいますが、黒くなるだけでなく肌がかゆくなり、ぶつぶつが出てきた経験はありませんか?
今回はこのぶつぶつは一体何なのか!?そして、そのぶつぶつの原因と対処法についてお話していきます。ちなみに日焼けかゆみが気になる方は、まずは下記の記事をご覧下さい。
参考記事:日焼けによるかゆみを治す・抑える方法
何故ぶつぶつができるのか
紫外線に当たると活性酸素という肌を老化させてダメージを与える物質が生成されます。これを防ぐために活躍するのが「メラニン」という成分です。
紫外線と活性酸素から身体を守る時、メラニンが大量に作られますが、そのメラニンによって肌は黒くなります。
参考記事:日焼けで肌が黒くなる理由と予防法
このメラニンは肌を黒くしますが、たくさん持つことで紫外線から身を守ることができるということです。つまり、肌が黒くなりやすい方は、比較的紫外線から肌を守れているということ。
肌にぶつぶつができてしまう人は、このメラニン成分が少ないので(色白の人)、日焼けによる炎症への防御能力が低いのです。
そのため長時間、紫外線に当たるとアレルギー反応を起こしてしまい、かゆみやぶつぶつが出てきます。このブツブツが出来てしまった場合、日光湿疹の可能性もあるので注意が必要です。
参考記事:ブツブツ、シミやシワなどの肌トラブルの原因は紫外線!?
病院へ行って調べてもらわないとハッキリとは分かりませんが、日本人の約4%が日光湿疹になっていると言われています。
今まで何のアレルギーにもなったことがない人でも、突然なることがありますので、対策を怠らないようにしましょう。
特に女性の方だと、出産後の体質変化によって、発症する人もいるらしい・・・
ぶつぶつへの対処法
ぶつぶつがどれだけかゆくても、掻きむしる行為だけは絶対にやめてください!症状が出始めで、まだ軽い場合、まずメイクや日焼け止めを綺麗に洗い流します。
次に冷やしたタオルや冷水で患部をよく冷やしてください。これをすることで、だいたいはかゆみが治まり、ぶつぶつもしだいに小さくなります。
また、肌が乾燥すると、かゆみが酷くなってくるので、化粧水を使って保湿することを心掛けましょう。ただ肌が弱い方は化粧水が逆効果になる場合もありますので、一度試してみて下さい。
参考記事:日焼け後に化粧水を塗るのは大丈夫!?ダメな場合は?
日焼け止めを塗っているのに、肌にぶつぶつができる場合、使っている日焼け止めに問題があることが予想できます。
日焼け止めには「紫外線散乱剤」と「紫外線吸収剤」の2つの主な成分がありますが、この紫外線吸収剤は紫外線を吸収して熱エネルギーに変える性質があり、この熱エネルギーが肌に負担をかけてしまいぶつぶつになることがあります。
肌が敏感な人は「紫外線散乱剤」のみの日焼け止めを選ぶようにしましょう。
参考記事:肌が弱い人でも大丈夫!紫外線吸収剤が入っていない日焼け止め一覧
まとめ
肌にぶつぶつができた場合は正しい対処を行い、それ以上酷くならないように処置をしてください。
もし眠れないほど、痒くなったり、肌が熱を持って腫れたりする場合には、放置しておくと頭痛や吐き気、発熱などの症状に発展することがあるので、迷わず皮膚科を受診するようにしてくださいね。
また、ぶつぶつ以外にも日焼けの程度によっては水ぶくれやかゆみ、そして痛みが発症する場合もあります。その場合は下記の記事を参考にしてください。
参考記事:日焼けによるかゆみは治せる!?放っておいてはダメ!
参考記事:日焼け痛みは肌にやさしいアレで治す!?