ムヒが使える?日焼けかゆみの原因と治す・抑える方法
2016/03/20
夏の楽しい思い出も日焼けの肌荒れやかゆみのせいで台無しになることありますよね・・・。
そのかゆみの原因は、たぶん日焼けなんでしょうが、どういった原理でかゆくなるのかをご存知の方は少ないはず。
今回は、そんな日焼けによる「かゆみ」がどのようにして起こるのか?そして、かゆい!っとなった時にはどのようにして対処すべきなのかを解説いたします。
「かゆみ」が出てくる原因
ではでは、さっそく日焼けによるかゆみの原因を見ていきましょう。日焼けが根本的な原因であることは間違いないのですが、日焼けが肌にどういった作用を働かせるのかです。
ヒスタミン
私たちの皮膚の表面は角層と呼ばれ、死んだ細胞の層で出来ています。
死んだ細胞がレンガのようにびっしりと並んでいることで角層は強い壁となって外部からの刺激や物質から肌を守ってくれているのです。
これがあるから海にはいっても塩分が身体に入ってくることもありません!この機能は角質のバリア機能と呼ばれておりますが、紫外線に弱く、当たり続けることで壊れてしまいます。
そうするとバリア機能が弱まり色々な刺激に反応しやすくなります。
角質の下には表皮と真皮がありますが、真皮にある細胞が刺激を受けることで、かゆみの基となるヒスタミンが出てきてしまい、私たちの身体はかゆみに襲われるのです。
つまりヒスタミンによる弱い刺激がかゆみの原因となります。人間はこのかゆみを抑えるために、しばし引っ掻く等の行為をし刺激を与えます。
しかしこのサイクルは、よりかゆみを増すパターンが多いようなので控えるようにしてくださいね。
皮膚の水分不足
強い紫外線を身体に浴びると皮膚が炎症を起こします。このように炎症が起きると皮膚が熱を持ち、この熱によって身体から水分が奪われ、だんだん肌が乾燥してくるのです。
この状態をドライスキンと呼び、普段は外部からの遺物の侵入を防いでいる水分が無くなっているので、刺激に敏感になり、かゆくなります。
かゆみを治す・抑える対処法
日焼けのかゆみを抑えるには、日焼けの赤みを沈める方法と同じとなります。
- よく冷やすこと
- 保湿して肌に水分をあたえること
上記の二つを始めに必ず行ってください。
冷やす時は冷水か濡らしたタオルを使い、患部を傷つけないようにやさしく冷やしてください。保湿する際はコットン等を使い、化粧水を浸透させて保湿するようにしましょう。
この2つの対処を行ってもかゆみが治まらない時は、薬局指定の薬、または、病院等で出された薬を使ってください。
どんな成分の薬がよいのか?薬局の店員がいる場合は聞けばオッケーですが、一応、自分でも把握しておいた方が安心しますよね。
どういった成分の薬がいいの?
皮膚のかゆみを抑える成分には、抗ヒスタミン成分、鎮痒成分、局所麻酔成分など様々なものがありますが、これらの成分はかゆみを一時的に抑えることができても、かゆみを引き起こしている「炎症」自体を抑える効果はあまり期待できません。
しかし、ステロイド外用剤は強い抗炎症作用を持つので、かゆみの基である炎症を沈めることが可能です。
薬局では、一般のステロイド外用剤だけでなく、化膿したところにも使用できる抗生物質配合のステロイド外用剤を購入することもできます。
少しでも早く、キレイにかゆみを治したい!!という方は覚えておきましょう。
子どもの場合は、年齢によって使うことができるステロイド外用剤の強さが異なるので、選ぶ時は薬剤師に子どもの年齢と症状を伝えて相談して購入してください。
意外とあの“ムヒ”が効く
虫さされのかゆみに効く有名な「ムヒ」。意外と日焼けのかゆみにも効くらしく、ひんやりして気持ち良いです。薬剤師の方もオススメということなので一度試してみてはいかがでしょうか?
価格:388円 |
上記が一般的なムヒです。虫さされによる「かゆみ」にあんなに即行で効くので、たぶん日焼けかゆみにもすぐに効果が表れるはず。
まとめ
日焼けによる「かゆみ」はこのようにして起こりうります。そして一番の予防法は当然日焼けをしないことです。
参考記事:日焼けすることのメリット・デメリット
今回はかゆみに対する対処法を書いていきましたが、あなたに「かゆみ」が出ているとなると、その他にも水ぶくれや痛み、皮めくれも起こっていると思います。
その場合は下記の記事を参考にして事後のアフターケアをお願いいたします。
参考記事:日焼け痛みに効果的な天然素材って!?