日焼けによる水ぶくれってどうすればいいの!?対処法は?予防法は?

      2016/03/18

 

日焼けが酷い時にできてしまう水ぶくれ。ぷにぷにしていて、とても気になるし、潰したくなる人も多いのではないでしょうか?

参考記事:日焼けでぶつぶつができた場合はコチラの記事

 

しかし、この水ぶくれは適切に処置しないと細菌感染したり、跡が残ったりします。

参考記事:日焼けを放置すると衝撃的な結末が・・・。

 

なので、水ぶくれのことを詳しく知り、適切な対処ができるようになりましょう。

 

 

そもそも水ぶくれって何?

 

水ぶくれとは、「水疱(すいほう)」という皮疹のことを指します。皮膚がヤケド等のダメージを受けた時、人間の体はよくできたもので、傷を治そうと身体から水分がにじみ出します。

その結果、皮膚の内側に水が溜まることになります。これが水ぶくれの正体です。この水分は血清やフィブリンといった血液中に含まれる成分で出来ていて、皮膚のダメージを修復する天然の成分です。

 

水ぶくれができるってどんな状態なの?

 

皮膚は表皮と真皮からなっています。ヤケドは皮膚のどこまで深くダメージを与えたかによって3つに分類されています。

参考記事:日焼けはヤケドという事実

 

  • 1度熱傷⋯皮膚の表面がヒリヒリして赤くなる軽いヤケド。一般的な日焼けはこの段階にあたります。一時的に色素沈着(シミ)が起こることがありますが、だいたい1週間ほどで自然に治り跡も残りません。
  • 2度熱傷⋯皮膚の深いところまで炎症が起こっており、痛みが強く水ぶくれができます。治るまでに1~2か月ほどかかり、適切に治療しないとヤケドのあと跡が残ったり皮膚がかたくなることがあります。ひどい日焼けはこの段階にあたることもあるので注意が必要です。
  • 3度熱傷⋯皮膚の全層がダメージを受けている段階。痛覚が失われるので痛みを感じなくなります。ヤケドの跡はくっきり残り、ケロイド状になることもあります。

 

水ぶくれが出来るのは2度熱傷からとなります。

病院に行かなくてよいのは基本的には1度熱傷までなので、水ぶくれができた場合は適切な対処を行ってから皮膚科を受診することをオススメします。

 

水ぶくれになった時の対処法

 

水ぶくれができたらとにかく冷やしてください!!この時なるべく流水で冷やすようにしましょう。常に清潔な水で冷やすことができて、水温がぬるくなることがないからです。

この時、水圧が強いと水ぶくれが破けてしまうので注意してください。

 

冷やす時間の目安は10~30分くらいです。体温の低下やさらなる損傷を防ぐためにあまり長時間冷やしすぎないようにしましょう。

また、どれだけ気になっても水ぶくれは絶対にやぶらないように!!細菌感染を起こすことがあり、跡が残ってしまいます。

 

 

もしも、水ぶくれがやぶけてしまったら

気を付けていたが、水ぶくれがやぶけてしまった場合、水道水でしっかりと洗い流した後に白ワセリンをラップにぬって患部をやさしく覆ってください。

そうすることで患部を潤った状態に保つことができます。

 

これは、モイストヒーリングと呼ばれる方法で、患部を乾かさないようにすることで痛みを軽減でき、傷跡も残りにくくすることができるといったものです。

このように患部から出てくる体液を保持することで、自然治癒力を引き出すことができます。

 

この時、気を付けなくてはいけないのが、湿った環境というのは細菌にとって非常に過ごしやすくなっているという点です。

細菌対策として、患部は1日1回、流水でよく洗い流して清潔に保つように心がけてください。もしヤケドのはがれかけた皮膚が残っていたら細菌の温床となってしまうので、キレイに取り除きましょう。

 

まとめ 水ぶくれ予防が大事

 

日焼けによる水ぶくれは放って置いても治ることが多いですが、極稀に治らずに悪化することもあります。そうなると楽しい夏も楽しめません。

特に水ぶくれが広い範囲に及ぶ場合には、免疫が低下して感染症などを引き起こしやすくなるので、自分でケアするより皮膚科を受診するようにしてください。

 

また水ぶくれはなってしまうと対処するのに時間がかかるので、なる前の予防が一番大事です。日焼け止めやその他の日焼け対策グッズを駆使しましょう。

参考記事:女性が一番使いたくなる薬用美白の日焼け止め

参考記事:乾燥肌の方でも使える肌に優しい日焼け止め

 

 

 - 日焼けの基礎知識